ここではパソコンにとって重要なセキュリティ関係の用語について解説をしています。
パソコンのメンテナンスをする際には、セキュリティ関連のメンテナンスも忘れずに行いましょう。
ルーター
ルーターには異なるネットワークを接続する働きがあります。
家庭用のルーター(ブロードバンドルーター)は、家庭内のローカルネットワークとグローバルインターネットを接続する機能があります。
ルーターがあるおかげで、基本的には外部のグローバルインターネット側から、ローカルネットワーク側のパソコンに直接アクセスをすることはできません。
セキュリティホール
一般的にセキュリティホールは、ソフトウェアの安全面での欠陥のことを言います。
ソフトウェアにセキュリティホールがあると、悪意を持った第三者がセキュリティホールを利用して、そのソフトをインストールしているパソコンにウイルスを送り込んだり、パソコン内のデータをのぞいたりすることができます。 そのため、ソフトウェア開発会社はセキュリティホールを見つけ次第、対策用のパッチを配布したり、ソフトのアップデートを行います。
セキュリティホール対策のために、パソコンで利用しているソフトは定期的にアップデートをする事が大切です。
ファイアーウォール
ファイアーウォールとは防火壁のことですが、パソコン用語として使われる場合には、インターネット経由の不正アクセスをシャットアウトする機能の事を意味します。
一般的には、社内や家庭内ネットワークとインターネットの間にファイアーウォールを設置して、アクセス元のIPアドレスなどを監視して不正アクセスを排除します。
ウイルス
パソコン用語として使われるウイルスとは、コンピュータウイルスの事です。
コンピュータウイルスは悪意を持った第三者が作成した、パソコンに危害を加えることが目的のプログラムの事です。 一般的には、自己増殖機能を持っているため、多くのパソコンに被害が拡大する傾向があります。
スパイウェア
スパイウェアは、パソコン内で個人情報を収集し、そのデータを作成した会社などに送るソフトウェアの事です。
スパイウェアはパソコンに直接的な損害を与えることは少ないですが、パソコンユーザーが気づかないうちにパソコン内の重要データが外部に漏洩している可能性があります。
スパイウェアがパソコン内で動いていても、バックグランドで動作しているため、パソコンはほとんど変化がありません。 そのため、スパイウェアが使っているパソコンに仕込まれたとしても、パソコンユーザーはなかなか気づくことができません。
ウイルス対策ソフト
使っているパソコンがコンピュータウイルスやスパイウェアに感染するのを防止したり、感染した場合に除去するための専用ソフトウェアの事です。
コンピュータウイルスは新種が次々と出てくるので、それに対応するためにウイルス対策ソフトは頻繁にアップデートが行われます。
大抵のウイルス対策ソフトには自動アップデート機能が付いているので、新種のウイルスに感染しないためにも自動アップデート機能はオンにしておくようにしましょう。